毎週,20トレ では学習に関する熱いメッセージを生徒に伝えています。
4月第2週のメッセージはコレ。
「できる」から楽しいノダ!!!!
童謡「たまごとにわとり」に『たまごが先か にわとりが先か?』というフレーズがありますが,これとよく似た意味合いで『楽しいからできるのか できるから楽しいのか?』という問いかけが教育の世界にあります(あるのかな?)。
これに対する解答は,ズバリ
できるから楽しい。
です。
子どもの立場であれば間違いなくコレです。
大人の立場からすると「楽しいからできる」でありたいのですが,残念ながらこのことは子どもには通用しません。。。
理想と現実の差は… 子どもたちが大人になるまで埋まることはないでしょうね😑
さて,楽しいからできるのか できるから楽しいのか? についての解答である 「できるから楽しい」 は,勉強がイヤ!やりたくない!というケースの解決法に適用させることができます。
つまり,イヤの原因は「できない」ことにあるので「できる」ようにすれば解決できる…はずなのですが,そんなカンタンにはいきません。
では,どのようなステップを踏めば「できる」ようになるのでしょうか?
とりあえず でもよいので,「できる」ようにすると何かが変わるかもしれません
ということで,今回は とりあえず できるようにする方法 について記したいと思います。
では,20トレ式「とりあえず できるようにする方法」について記します。
まずは準備物から✍🏻
① 使用するプリント
教科は何でも構いませんが,目に見える結果が必要になるので 暗記系の学習内容 が良いでしょう。
同じ内容のプリントを最低5枚は用意してください。
※漢字だったら同じプリントを5枚準備します。
難易度は,現時点で7割程度の正解率である内容のものを選んでください。
② 指導する側の嫌われる覚悟と忍耐力
「とりあえず…」であったとしても,指導側が生半可な意識ではできるようになりません。
そもそもイヤなものをやらせるのですから,嫌われることを覚悟して臨む必要があります。
また,指導中にイライラしたり怒鳴ったりすることは厳禁なので,忍耐力も必要です。
③ 時間
指導中は,じっと見ている必要があります。また,1日の中でまとめてやるのではなく,毎日の継続で行いますので,生活スケジュールを調整して時間を確保してください。
準備は整いましたか?
それでは実践です。
① 1回目のチャレンジ
現時点でどれくらいできるかをチェックするために1回目の演習を行います。
→やる気のない素振りがあったら,全力でプレッシャーをかけますが,「できないこと」をせめているのではなく,取り組む姿勢を注意していることを認識させてください。
→無理やりにでもやらせますが,指導する側が「やりなさい!」といってどこかにいってしまうなどの放置はいけません。その場にいることが必要です。
できたら,答え合わせをするのですが,2年生以上であれば自分で答え合わせ・間違い直しをさせても良いでしょう。
答え合わせが終わったらチェックをしますが,その際,特にコメントは必要ありません。感情表現もなしです。あくまで事務的に「じゃ,もう一度やってみようか」と伝え,2回目のチャレンジに進みます。
② 2回目のチャレンジ
2回目の演習も,①と同様に行っていきます。
おそらく,1回目よりも正答率は高まっていると思いますが,ここではまだほめることはしません。
努めて冷静に「うん。1回目よりも良くなったね。じゃあ,満点が取れるまでやろうか」と伝え,再び演習します。
また,1日に行う演習回数は2回くらいが適当です。3回目以降は翌日に行いましょう。
③ 3回目以降のチャレンジ
②と同様のステップを満点が取れるまで繰り返します。
注意事項は「指導する側が決して感情的になってはいけない」こと。ひたすら事務的に対応していきましょう。
④ 満点が取れたら
「よくがんばった!」と,思いっきりほめてください!
できない状態からの脱出完了!これで,学習も楽しくなってくるはず?
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20トレ式… などと名前を付けて紹介しましたが,やっているのは 指導側がきちんと見る こと。そして,できるようになるまでやり続けること だけです。なんら,難しいことをしているわけではありません。
また,「きちんとやれば,きちんとできるようになる」というのは私の持論ですが,それは子どもたちではなく大人側にもあてはまります。
決して放置はいけません(特に小1~小3)。
ぜひ,この期間は ご家庭できちんと見ていただきますようお願いいたします。
とはいっても,昨今のこのご時世,なかなか「きちんとみる」ことは難しい場合があるかもしれません。
そんなときは,ぜひ お気軽にご相談ください( 体験レッスン も行っています)。
お子様の弱点克服に向けて 手を変え品を変え,できるようになるまでやり続けます💪
(追記)
20トレの体験レッスン受講には面談が必須です。あらかじめご了承ください。